
妊娠12週目では、胎児はは身長60ミリメートル、体重15~20グラムまで育ちます
この時期の胎児は膀胱や生殖器の形成がみられ
タイミング次第では、エコーで赤ちゃんの性別が分かるかもしれませんよ
でも、赤ちゃんの姿勢や足の位置によっては、正確には確認できませんので焦らないようにしましょう
一般的な産婦人科では、この時期のエコーでのダウン症の判別は難しいです
目に見えた奇形はエコーで確認することもできますが
ダウン症かどうかはエコーで見ても分からないのがほとんどです
ダウン症の特徴に、赤ちゃんの首の後ろに浮腫が見られることがあり
それをみてダウン症の可能性の有無を判断します
エコーで見たとき、赤ちゃんの首の厚み(浮腫み)がより5mm以上と大きい場合は
ダウン症などの染色体異常や心臓疾患などの異常の可能性が高まり、
首の浮腫みがない子に比べて確率は10倍にまで上がるといわれています
注意すべき点は、首に厚みがあるからといって、ダウン症の確定とは限りません
この時期に首に厚みがあったとしても、健常は子が生まれてくるケースの方が多いのが現状です
ダウン症と疑われたらエコー検査以外に何の検査をするの?
首の浮腫によって、ダウン症の可能性が見られたときは
クアトロマーカー検査などの血液検査でダウン症の確率を調べる方法があります
クアトロマーカー検査は母体から採血をした血液を使用して検査を行います
この検査では、4種類の遺伝子異常の可能性を判断することが出来るそうです
ただ、あくまでこれも確率の話
確定検査というわけではありません
血液検査した結果、ダウン症の確率が平均よりも高い場合には、
次に医師から羊水検査をすすめられることが多いでしょう
羊水検査は妊娠15週目以降に行われる検査であり、羊水を採取し、胎児の染色体を調べるものです。
そのときにはご家族でしっかりと相談し、羊水検査を受けるかどうか決めていきます
ポイントとして羊水検査では300分の1の確率で流産などの危険があることをきちんと理解しましょう
羊水検査の結果がでる期間として、3週間程度の時間がかかります
ちなみに、エコーで首の浮腫を計るのは、妊娠12~13週のうちでないと意味がないそうですよ
妊娠13週以降は、ダウン症でもダウン症でなくても自然と浮腫が小さくなるためです。
ダウン症、エコーや各種検査のまとめ
以上が、妊娠12週目のエコーや流産の危険性をあげました
妊娠12週目のエコー検査でダウン症を判断できるかというと、とても難しいと言わざるを得ません。
専門的な施設で、複数回検査を受けた時は判断を受けることが出来る場合もあります
しかし、たった一度きりの検査で、それを判断することが出来る産婦人科医がいるかというと、それほど多くはないそうです
ただ、どれも可能性論では低く、エコーを見て一喜一憂しすぎないようにしてください
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