
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が9/5に台風13号のたまごの発生を知らせてから、瞬く間に移動をしている台風13号。 日本の気象庁の最新進路予想によると、 9月7日に、沖縄の南海上に接近、その後北上時速35km/hの速さで移動し8日9時ころには東京周辺に移動するとみられています。
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秋の台風 夏の台風との違いは?
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新進路予想では、 たまごとみられる熱帯低気圧が台風に発達する可能性はだいぶ低くなっていると評価しています。
秋の台風は、夏の台風に比べておおきく3つの異なる特徴があります。
1.台風の速度が早くなる
夏の台風は進むスピードがゆっくりなのに対して、 秋の台風は逆に早いことが多くみられます。 これは秋頃に日本の上空に吹く 偏西風が影響しているためです。
一般的に秋のほうが夏に比べ偏西風の風が強く、 東北や北海道など日本の北に行くほど偏西風のスピードが増していきます。ご存知の方も多いかもしれませんが、台風は台風自身が動わけではなく、 周囲から吹く風や気圧の影響をうけて動いています。
そのため夏でも秋でも速度の速い台風や遅い台風の違いをうんでいるのです。

2.台風の進路
秋の台風のほうが日本に上陸する可能性が高くなります。その理由は、夏の時期に日本付近を太平洋高気圧が覆っているために台風が近づけないからでなのです。 そのため夏に発生した台風は、高気圧で進路がふさがれる形になり、日本に上陸することができない場合が多くなるのです。
逆に、秋頃の台風は太平洋高気圧の影響が弱まることで、台風が高気圧の縁にそって移動するため日本に上陸しやすい進路になってしまうのです。
3.台風の強さ
台風の発生の原理は、海水温が温められることで上昇気流が発生、これがたまごとなり徐々に台風へと成長します。海水が暖かい地域においては、高気圧の影響で周囲の空気が停滞気味になり、上昇気流のエネルギーが蓄えられやすくなり発達するのです。
よって夏の時期に台風のピークをむかえるのです。 ただ水の性質上、「温まりやすく冷めにくい」 ところがあるため、 秋の時期の台風のほうが海水温の高い時期を長い時間うけることになるため、 強い台風になりやすいです。
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