台風13号(2016)最新予測進路が日本上の理由。泣きっ面に蜂のような天気図を解説

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台風13号は、6日午後8時現在、沖縄に最も近づいています。7日は速度を速めながら西日本の南の海上を北東に進む予定で、8日の朝には東日本に近づき上陸すると予想されています。  

日本付近には前線が停滞しているため、台風が近づく前から大雨になっており各地で被害が相次いています。7日夕方までの予想雨量は多い所で、近畿で250ミリ、奄美で200ミリ、沖縄・九州南部・四国・東海で150ミリ、関東甲信で100ミリなどとなっています。

今後も土砂災害や低い土地の浸水、高波の警戒に注意してください。
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なぜ台風13号の進路が日本上を通過するの?


そのわけを簡単に説明するなら、理由が2つあります
1つは、太平洋高気圧の勢力が弱まったから。7-8月は猛暑の日が続きましたが、これは雨雲が通過しなかったわけではなく「通過できなかった」からなのです。

太平洋高気圧の勢力がもっともピークになるのが8月上旬ころ。このときの高気圧は日本をすっぽりと覆いかぶさる程の力を持っていたのです。この高気圧の影響で雨雲が発生することなく、毎日晴天が続いていたのです。

しかし、その勢いも時間とともに弱まっていき、今では太平洋上に小さく存在する程度。しかもこの高気圧の気圧の流れが時計回りのため、台風が自然と日本上空を舐めるような進路になってしまっているのです。

2つ目は、中国大陸から冷たい空気が流れてきているから。
台風12号が過ぎた後に前線が発達しましたね。(ちなみに秋雨前線ではありませんよ!)これは寒冷前線といって中国大陸北部から流れてくる冷たい空気が、太平高気圧とぶつかったことが原因で前線が発達してしまったのです。

なので、台風12号がぬけて、前線が通過しちゃえば安心、あんし~ん♪と思っていたら、思いがけないところで台風13号のたまごができて、これまた驚異のスピードで北上したため、続けざまに雨が降る天気となってしまったのです。



「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」違いは?


台風13号(2016)は北上しながら、「温帯低気圧」に変わる見通しです。ここで素朴な疑問として「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」って同じじゃないの?と思ったので調べてみました。

結論からいえば「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」は成因も構造も全く別のものに分類されます。

「熱帯低気圧」は熱帯や亜熱帯の海洋上で蒸発した海水温の上昇によってできたもの。発生した水蒸気を多く含んだ暖かい空気からできていることが特徴で、強い風と雨を伴います。

「温帯低気圧」は主に赤道からの暖気と両極からの寒気がぶつかりやすい中緯度の温帯で発生したものを指します。上昇しながら北上する暖気と、下降しながら南下する寒気の渦の中心が上昇気流となり、温暖前線、寒冷前線をともなった低気圧に変化するのです。

補足として「台風」は、「熱帯低気圧」が発達して、北西太平洋や南シナ海上で中心付近の最大風速が17.2m/s以上のものと定義されています。 同じ発達した「熱帯低気圧」でも、その地域や最大風速によって「ハリケーン」や「タイフーン」と呼称が違います。

また「台風」は風が強い領域は中心付近に集中しているのに対し、「温帯低気圧」は広範囲で強風が吹くといった特徴もあります。
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